日本教育工学会(Japan Society for Educational Technology)は「教育工学」を研究対象とする学会として、昭和59年 (1984年) に設立、2021年4月に一般社団法人として法人化され、教育工学研究の活性化とプレゼンス向上などに重点を置き運営されています。
現在、会員数は3,300名を超え、大学や小中高校等の教育機関・各種団体・企業等において、教育工学に関する研究・開発・実践を行っている方々で構成されています。
「教育工学」は人文社会系と理工系、人間に関する学問分野を融合した学際的な学問で、時代の流れとともにその研究対象も変化していますので、全国大会では、そのトレンドも体感することができます。
2022年現在、会長は東北大学の堀田 龍也先生、副会長は美馬 のゆり先生(公立はこだて未来大学)、村上 正行先生(大阪大学)、室田 真男先生(東京工業大学)、山内 祐平先生(東京大学)の4名の先生方が務められており、当日のシンポジウムやチュートリアルセッションなどにも登壇されていました。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、人材の育成ならびに新たな学習環境や評価のあり方が求められる今日、教育工学研究の役割はますます重要になっています。
日本教育工学会では年間を通して、さまざまな研究会、シンポジウム、産学協同セミナーなどが開催されていますが、春と秋に行われる全国大会は特に、情報収集や研究発表の場として多くの会員が参加されます。
そのため、教育工学分野における質の高い情報の入手や教育工学分野におけるトレンドの把握ができる場として重要な位置づけになっています。
春季大会は口頭発表や学生のセッションなどが中心、秋季大会ではポスター発表とチュートリアルなどの議論が中心となります。
2020年の秋季大会より現地開催の中止・オンライン開催のみが続いていましたので、今回の現地開催(オンライン同時開催)は2年ぶりとなりました。
今回の秋季全国大会では18社が企業展示に参加し、新たな教育環境を構成するICT機器、学習アプリやソフトウェア、デジタル教材、書籍などのサービスや製品が紹介されました。
当社インフォザインはオープンソースのCBTプラットフォームTAOをベースにしたSaas版「TAOクラウドJP」を出展。
実物をお見せしたり、手に取っていただくと言うのが難しい商品ではあるのですが、パネルやチラシとともに、実際の問題作成画面を体験いただけるデモサイトを準備して臨みました。
2日に渡り、先生方やポスター発表をされている方、企業の方などに立ち寄っていただき、研究現場・開発現場・教育現場の生の声も聞かせていただくなど、大変勉強になりました。
今後も、このような場を活用し、「CBTならではの可能性」「アクセシビリティやインターオペラビリティの重要性」とともに「TAOクラウドJP」ならではの特長をお伝えし、大学の先生方が新たな挑戦をされる際にお手伝いできる機会が生まれることを目指してまいります。
(参考文献)2022年9月20日取得
「株式会社インフォザイン」は、東京 上野にオフィスを構え、教育とテクノロジーを融合させたEdTech分野でビジネスを展開しています。
「オープンソースとオープンスタンダードを活用し、教育の未来を創る」ことを目指し、特に力を入れているのは、ルクセンブルクのOAT社が開発したWebベースでアセスメント・テストを実施するためのCBT(Computer Based Testing)プラットフォーム「TAO」をベースとした新サービスの開発と提供です。
オンラインアセスメントのためのSaaS版CBTプラットフォーム「TAOクラウドJP」をはじめ、学力調査、大学入試、各種資格・検定試験などのCBT化に実績のあるアセスメントサービスを提供しています。
また、教育DXを推進するため、教育に興味を持っているITエンジニアはもちろん、教育分野に課題意識を持っている人材も広く募集しています。
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