OECDのPISA、PIAAC大規模調査での採用実績、国際的な標準規格QTI準拠のオープンソース製品
株式会社インフォザイン(本社:東京都台東区、代表取締役社長:村田 進)は、eテスティング・プラットフォーム「TAO eTesting(以下TAO)」に関して、ルクセンブルグのOpen Assessment Technologies S.A.(以下OAT社)との日本におけるパートナー契約の締結をいたしました。
ICT化が進む教育分野では、コンピュータを利用して行われる試験(CBT [Computer Based Testing])やWEBでの試験(WBT [web based testing])が、大学、小・中・高等学校などの教育機関や塾、資格認定機関などで運用が進んでいます。
TAOは、問題作成からテストの実施、結果提示、学習者管理、問題管理までカバーした、資格試験などのアセスメント(評価)テストを実施するためのeテス ティング・プラットフォーム、オープンソース製品です。特に、世界的標準規格QTIに準拠した相互運用性の高さや、大規模な学習者を対象としたテストでの 実績が評価されています。
今回の、OAT社とのパートナー契約は、インフォザインが進める「教育分野に特化したOSS(オープンソース・ソフトウェア)ソリューション事業」の一環としての位置づけとなります。
TAOの特徴
オープンソース
TAOのプログラムは完全に公開されたオープンソース製品で、必要に応じて自由なカスタマイズが可能です。また、導入までの時間短縮と導入コストも大きなメリットとなります。
直感的な問題作成インターフェース
問題作成は、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、QTIに準拠した形で問題が生成されます。使い方はシンプルなため、短時間の学習ですぐにご利用いただけます。
eラーニングの世界的な標準規格QTI、LTI準拠
TAOは、eラーニングにおけるテスト・ドリルのオープンな標準規格QTI(question & test interoperability(*1))に準拠しています。そのため、TAO以外さまざまプラットフォームとの問題コンテンツの相互利用が可能となっています。また、外部プラットフォームとの連携のための標準仕様LTI (learning tools interoperability(*2))にも準拠しており、moodleなど外部LMSとのシームレスな連携利用も可能です。
*1 QTI:米国のコンソーシアムIMSが推進するeラーニングにおけるテスト・ドリルのオープンな標準規格
*2 LTI:米国のコンソーシアムIMSが推進するeラーニングにおけるLMSなどの外部プラットフォームとの連携のための標準規格
大規模OECD調査(PISA、PIAAC)、TOEICテストでの実績
TAOは、OECD(経済協力開発機構)が実施するPISA(*3)、PIAAC(*4)など調査やTOEICテストなど、10万人規模の同時調査でのエンジンとして利用されており、大規模での実施で培われた高い信頼性を誇ります。
*3 PISA:OECD生徒の学習到達度調査(Programme for International Student Assessment)OECD加盟国の15歳生徒を対象に、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー、問題解決能力を測る世界規模での調査。
*4 PIAAC:国際成人力調査(Programme for the International Assessment of Adult Competences)OECD加盟国の成人を対象に、読解力、数学的リテラシー、ITを活用した問題解決能力を測る世界規模での調査。
大規模OECD調査(PISA、PIAAC)、TOEICテストでの実績
TAOは、OECD(経済協力開発機構)が実施するPISA(*3)、PIAAC(*4)など調査やTOEICテストなど、10万人規模の同時調査でのエンジンとして利用されており、大規模での実施で培われた高い信頼性を誇ります。
OAT社について
社名:Open Assessment Technologies S.A.
所在地:9, avenue des Hauts–Fourneaux L–4362 Esch–sur–Aluette Luxembourg / Europe
OAT社WEBサイト:http://www.taotesting.com/
欧州ルクセンブルグに本社を置く、教育アセスメント・ソリューションのリーディングカンパニーです。2004年に、オープンソースのアセスメントプラット フォームTAOの最初のプロトタイプが公開され、2007年にOECDの実施するPISA(Programme for International Student Assessment)の調査エンジンとして採用され、これを皮切りに、各種大規模試験、調査のアセスメント・ソリューションのパートナーとして選ばれています。
ITと教育の分野でのイノベーターとしてのインフォザイン
「株式会社インフォザイン」は、東京 上野にオフィスを構え、教育とテクノロジーを融合させたEdTech分野でビジネスを展開しています。
「オープンソースとオープンスタンダードを活用し、教育の未来を創る」ことを目指し、特に力を入れているのは、ルクセンブルクのOAT社が開発したWebベースでアセスメント・テストを実施するためのCBT(Computer Based Testing)プラットフォーム「TAO」をベースとした新サービスの開発と提供です。
オンラインアセスメントのためのSaaS版CBTプラットフォーム「TAOクラウドJP」をはじめ、学力調査、大学入試、各種資格・検定試験などのCBT化に実績のあるアセスメントサービスを提供しています。
また、教育DXを推進するため、教育に興味を持っているITエンジニアはもちろん、教育分野に課題意識を持っている人材も広く募集しています。
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